＜商品の情報＞
35年前の約束、35年ぶりの再会。
今度会うのは、あの世かねぇ―

■原作:池波正太郎 主演:橋爪功

■時代劇専門チャンネルが数多の時代劇ファンへ贈る、オリジナル本格時代劇の第4弾!

■「鬼平犯科帳」の原点といわれる池波正太郎の短篇集を映像化し、盗賊や市井の人々を主役に、もうひとつの「鬼平」の世界を描いた作品として、2010年にスタートした「鬼平外伝」シリーズ。第50回ギャラクシー賞奨励賞および第3回衛星放送協会オリジナル番組アワードオリジナル番組賞ドラマ番組部門最優秀賞を受賞し大反響を得た前作「正月四日の客」に続き、四作目となる本作の原作は、盗賊たちが暗躍する江戸の裏側を舞台に、「人生の非情」「人の心の闇」を鋭く描いた短篇集「江戸の暗黒街」所収の「殺」。池波正太郎が愛したフィルム・ノワールの世界を彷彿とさせる傑作サスペンスです。

■本格時代劇にふさわしい実力派キャストが集結。主演には、いぶし銀の魅力で、独特の存在感を発し続ける実力派俳優、橋爪功。共演には、主役から脇役まで幅広い役をこなす演技派俳優、國村隼。二人の老いた元盗賊が35年ぶりの再会を果たすことで、それぞれの人生・運命が大きく流転していく様を、ぜひ本編にてご覧ください。

■物語を彩るファム・ファタール、運命の女には、常に艶やかな姿で観る者を魅了する女優、若村麻由美を迎えました。

■今回、新たに監督を務めたのは「必殺シリーズ」の世界観を築き上げた名匠、石原興。脚本は「鬼平外伝」シリーズ前三作を含め数々の池波作品を手掛ける金子成人。そして京都の松竹撮影所の「鬼平犯科帳」制作スタッフたちが再集結。前三作同様、時代劇の情感を出すため、現在の地上波のテレビドラマではほとんどみられなくなったフィルム撮影にこだわり、フィルムの魅力である深みのある美しい映像でおおくりします。

■チャンネル史上最高の視聴率を獲得したシリーズ最新作「鬼平外伝 老盗流転」ご期待ください。

＜あらすじ＞
時は宝暦、江戸――。盗賊・桑飼の弥右衛門一味に属す、黒塚の駒吉と水鶏の松蔵という男がいた。仲間の裏切りに遭い、命を狙われる身となった二人。「これからは、道で行き会っても赤の他人だ」という言葉と共に別れた。そして時は流れ、35年後・・・。駒吉は徳兵衛と名を変え、江戸・深川で歳の離れた女房・おもんと小問物屋・井筒屋を切り盛りしていた。平穏な日々を送っていた徳兵衛はある日、松蔵と偶然の再会を果たす。二人は35年前の約束を互いに案じ、今の身上を隠しながらも、久方ぶりの再会に酒を酌み交わし、昔話に花を咲かせる。そこで、松蔵が妙な話を口にした。「井筒屋の主人の徳兵衛を知っているか。そいつの殺しを頼まれている」しらを切るも、詳しい話を聞けぬまま松蔵と別れ、一人になった徳兵術は底知れない不安と対峙する。自分の命を狙うのは、一体誰なのか・・・。追り来る殺意に追い詰められていく徳兵衛、複雑に絡み合う思惑に巻きこまれていく松蔵。望まぬ再会が、老盗たちの人生を流転させてゆく・・・。