＜商品の情報＞
張りつめたその男の世界には二種類の人間がいる。
ひとつは彼の犠牲者、もうひとつは彼の女。
そしてときにそれらを見分けるのは難しい。

口にしたことは必ず実行する冷酷非情な男ウォーカーとして、アンチヒーローモード全開のリー・マービンが見どころの、痺れるようなネオ・ノワールの傑作。監督はジョン・ブアマン(『脱出』)。想像力を刺激するニューウェーブスタイル、ぶっきらぼうな会話、そして“組織”と呼ばれる犯罪グループの人間を下っ端から幹部まで1人ずつ潰していくウォーカーの情け容赦ない追及など、見所が満載。アンジー・ディキンソンが女を武器に、ウォーカーの獲物の1人を罠にはめる共犯者を好演。「オレの93,000ドルはどこだ」とウォーカーがすごめば、後の展開は決まっている。それは“リー・マービンにとっては拳代わりの38口径拳銃、そこから放たれる鉛玉のように痛烈な”(Newsweek)アクションだ。

原題 POINT BLANK

1968年2月10日日本公開(MGM配給)

＜あらすじ＞
彼らはウォーカーを裏切り、強奪した金の分け前93,000ドルを奪い、銃で撃って見殺しにした。だが彼らはとどめを刺すべきだった。やがて彼は帰って来る。ヤツらを始末するために。