＜商品の情報＞
半世紀に及ぶ壮大な愛の叙事詩をオールキャストで描く、20世紀最高の映画作家と讃えられたテオ・アンゲロプロスの遺言!

カンヌ国際映画祭でパルム・ドールに輝いた「永遠と一日」(98)を始め、「旅芸人の記録」(75)、「シテール島への船出」(84)など、“20世紀最高の映像監督”として世界的な評価を得ながら、映画撮影中の2012年1月24日、交通事故により急逝したテオ・アンゲロプロス監督。
前回、2005年に日本で公開された『エレニの旅』は、テオ・アンゲロプロス監督が20世紀を主題にした三部作の一作目にあたり、本作品は二作目となる。亡くなったのは、三作目の完結篇の撮影中であったため、“20世紀三部作”は未完のままとなった。
遺作となった本作品は、ギリシャ、ドイツ、カナダ、ロシアの合作として2008年に製作。2009年に第59回ベルリン国際映画祭で上映された後、ギリシャ、フランスを始め海外で公開されたが、日本公開の目途がつかぬまま、4年の歳月が経過。監督が亡くなって2年、追悼の意を込めて日本公開された。

原題 TRILOGIA II: I SKONI TOU HRONOU
英題 THE DUST OF TIME

2014年1月25日日本公開(東映配給)

＜あらすじ＞
1999年、ギリシャにルーツを持つアメリカ映画監督A(ウィレム・デフォー)は、とある映画を制作していた。登場人物は、彼の母親エレニ(イレーヌ・ジャコブ)、そして彼女を想い続けた男ヤコブ(ブルーノ・ガンツ)と、彼女が愛したスピロス(ミシェル・ピッコリ)だ。
1953年。スピロスが恋人エレニを追い求め、タシケントへやって来る。エレニとスピロスが再会した日、折しもスターリンが亡くなる。ソ連当局に捕えられた二人は、再び引き裂かれてしまう。しかし、エレニはスピロスとの子供を腹に宿していた・・・。