＜商品の情報＞
あの名作『M★A★S★H』の切れ味、再び! これは西部劇のスタイルを借りた、舌峰鋭い文明批評だ!!

巨匠ロバート・アルトマンによる皮肉と諧謔の極致にして、ベルリン映画祭「金熊賞」受賞の名作、ついに初DVD化!

【INTRODUCTION】
★第26回 ベルリン国際映画祭 金熊賞 受賞
独特の映像美で一作ごとに話題を投げかけてきた、アメリカが世界に誇る映画界の鬼才ロバート・アルトマン(1925年2月20日 - 2006年11月20日)。アメリカ建国200年に叩きつけたこの『ビッグ・アメリカン』は、西部劇の形式を踏まえた文明批評の人間ドラマと言うべき、実にアルトマンらしい世界だ。
ちなみに本作が原因で、製作総指揮のディノ・デ・ラウﾚﾝティスと栄えあるベルリン映画祭で衝突、決裂している。

＜あらすじ＞
1885年、人々が過ぎ去りし西部開拓時代を懐かしみ、郷愁をいだくようになった頃、バッファロー・ビル(ポール・ニューマン)率いる「ワイルド・ウエスト・ショー」は、その人々の心理に、一世を風靡する大人気を博していた。そんなビルだが、悩みがあった。一つは、彼を売り出してくれた作家のネッド・バントライン(バート・ランカスター)の存在だ。ネッドはショーに居着き、誰彼の見境なく、自分がビルをスターにした、としゃべりまわっているのだ。ビルはそんなネッドが疎ましかった。そして、もう一つの悩みは、新たにメンバーに加わったスー族の酋長シッティング・ブル(フランク・カックィッツ)だ。ブルはその抜群のスター性の反面、次々と無理な要求を突き付けてくるのだった。そして、数日後、第22代合衆国大統領が夜間公演を観にやってきた。それはビルとネッド、そしてブルの、三者三様の存在を賭けた、運命の歯車が切り替わる出来事となる…。