＜商品の情報＞
列車という密閉された空間と限られた時間内に敵を見つけ出して、計画を阻止しなければならないという制約がサスペンスを盛り上げる。ヒッチコックの『バルカン超特急』を彷彿させるサスペンス映画で、リチャード・フライシャーの初期のノワール傑作『その女を殺すせ』に大きな影響を与えた作品としても知られる。

＜あらすじ＞
ピンカートン探偵社の創設者アラン・ピンカートンが、ボルティモアでのリンカーン暗殺計画を未然に防いだ実際の事件を基にマンが作り上げた傑作。1861年、ワシントンからボルティモアに向かう列車に乗ったリンカーンの暗殺計画を嗅ぎ付けた警官ジョン・ケネディは上司に進言するが無視され、バッジを返上して列車に乗り込む。唯一の仲間も殺されケネディは一人で暗殺者を追いつめなければならない。列車には病身の夫に付き添う黒衣の女やリンカーンを忌み嫌う南軍将校とその妹、黒人の召使いや、ケネデイの身分を保障してくれた北軍将校ジェフアーズらが乗っている。やがてケネディは暗殺計画の黒幕がその北軍将校であることを突き止める。