＜商品の情報＞
本国コンポステラに陽は落ちて―出会いも別れもテーブルと共に

やっぱり人生は最高のスパイス!
変わらない日常の中で、ひと味違う幸せを求める人々。
彼らの物語はテーブルから始まる・・・。

●3度の食事の中で垣間見える人生のかけらたちが交互に交差しながら1日の物語を紡いでいく。ガリシアの食の風景、その鮮やかさとシズル感に心惹かれる至極の人間ドラマ。
誰かの朝食で始まった物語が、誰かの昼食で思いがけない展開をみせ、誰かの夕食へとつながっていく。物語に登場するのは美味しそうな料理の数々。
ガリシア地方の名物であるエビやカニなどの海鮮料理、豚の塩漬け、サラダにヴィシソワーズ、ビールにワイン・・・。食卓の周りでは食欲と魂が解放される―揺れ動く愛の深淵、下される人生の決断。現代的に味つけされた、まさに美味しい作品に仕上がっている。

●ゴヤ賞主演男優賞受賞のルイス・トサルをはじめ、演技派俳優たちが挑んだ“即興”という新たな試み。体当たりで「登場人物の今を生きる」彼らの名演に脱帽!
製作・主演は『ザ・ウォーター・ウォー』でガエル・ガルシア・ベルナルと共同主演し、『プリズン211』『テイク・マイ・アイズ』でゴヤ賞主演男優賞を受賞した個性派俳優ルイス・トサル。監督はトサルの旧友ホルヘ・コイラ。
監督の長年の夢であった新たな語り口“即興”を取り入れ、4台のカメラで同時に撮影するという大胆な試みを決行。舞台でも活躍する実力派俳優たちから数々の名演技を引き出し、90時間に及ぶ素材を半年かけて編集。登場人物たちがまるで料理の素材のように、互いの味を活かしながら混じり合い、増幅することで仕上がった至極の逸品である。

★イタリア・タオルミーナ国際映画祭2010 監督賞受賞・最優秀作品賞ノミネート
★スペイン・アクターズユニオン映画祭2011 最優秀助演男優賞受賞
★スペイン・オレンセ映画祭2010 最優秀作品賞・特別賞・観客賞受賞
★スペイン・脚本家サークルアワード2011 最優秀助演男優賞ノミネート
★ブラジル・カルタヘナ国際映画祭2011 最優秀作品賞ノミネート

原題 18 COMIDAS

2013年4月27日日本公開(Action Inc.配給)

＜あらすじ＞
街角にたたずむストリート・ミュージシャン、エドゥ(ルイス・トサル)のギターでサンティアゴ・デ・コンポステラの朝が静かに始まる。前夜から呑み続け、そのまま朝食に突入する2人の男、おなかをすかして市場のチョリソを盗むマケドニアの青年、兄にゲイであることを隠し通そうとする弟、現れない恋人のために、ひたすら料理を作り続ける脇役俳優、沈黙の中で質素な食事をする老夫婦・・・。エドゥは歌う。「すべて失敗、何もうまく行かない」そこに、昔、愛した女性から突然、昼食の誘いが入り・・・。誰かの朝食で始まった物語が、誰かの昼食で思いがけない展開をみせ、誰かの夕食へとつながっていく。何気ない1日3食、それは人生の味を変えるチャンス。