＜商品の情報＞
永遠に通じるものこそ常に新しい―

■「世界の小津」を500年先に届ける復元プロジェクト!
小津安二郎監督生誕110年・没後50年を期して、松竹と東京国立近代美術館フィルムセンターの共同事業として『彼岸花』(1958)『お早よう』(1959)『秋日和』(1960)『秋刀魚の味』(1962)カラー4作品のデジタル修復を実施! その映像をいち早くブルーレイ化!

■それぞれ現存する35mmオリジナルネガフィルムの4Kスキャニング[4K=4096×3112ピクセル]を経て、デジタル技術を駆使した丁寧なリマスター修復を実施。パラ消し、揺れ止め、濃度ムラや染み、傷の除去、画面の歪み補正、切断や欠損箇所の修復など、元小津組スタッフの監修を得て、小津安二郎監督の製作意図を忠実に再現しています。

■これが本当の“小津の色”!
小津監督が好んだアグファカラー(ドイツ製フィルム)の特性、特に赤系統の発色の再現性を重視するなど、小津組スタッフの監修により、小津が意図した色彩が鮮やかに蘇りました。

■本編には、英語字幕・日本語字幕も収録!

■収録4作品とも本編には、英語字幕・日本語字幕も収録!

『秋刀魚の味』ニューデジタルリマスター
男手一つで育てた娘を嫁に出す父(笠智衆)の気持ち、嫁に行く当の娘(岩下志麻)の心情を細やかに描き出す。仲のいい初老の紳士たち、うらぶれ老いた恩師とその娘、父の海軍時代の部下、戦後的な兄夫婦など、主筋以外の点描も余裕に満ちて見事。

『彼岸花』ニューデジタルリマスター
娘の結婚に冷静になれないがんこ親父を佐分利信がおもしろおかしく好演。娘の結婚を応援する山本富士子の助演も絶妙。

『秋日和』ニューデジタルリマスター
人生の真実にさりげなく触れる晩年の小津の成熟したドラマ。

『お早よう』ニューデジタルリマスター
近所付き合いの小さな波風にふり回される大人たちと、テレビを買ってとねだり大人を困らせる子供たち。東京郊外の新興住宅地を舞台に、戦後の庶民生活を小津流に活写した作品で、軽さのある演出が際立っている。幼い兄弟のオナラのギャグが実に微笑ましい。