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恋をしに出かけよう!
ふたりだけの秘密の場所へ――。

全米新記録樹立、ウェス・アンダーソン監督最新作!ブルース・ウィリス、ビル・マーレイ、エドワード・ノートン―豪華ハリウッドスターも大はしゃぎ!誰もが心を奪われる、最高にハッピーで、最高に愛おしい、小さな島の大冒険。

『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(01)、『ライフ・アクアティック』(05)、『ダージリン急行』(07)、『ファンタスティックMr.FOX』(09)など、そのユニークなセンスでファンを刺激し続けてきたウェス・アンダーソン。そんな彼の監督最新作『ムーンライズ・キングダム』は、第65回カンヌ国際映画祭でオープニング作品とコンペティション部門に同時に選ばれるという極めて稀な事態を引き起こした話題作。全米公開時には、実写映画オープニング館アベレージで『ドリームガールズ』(06)を抜いて歴代記録を更新する大ヒットを記録!第85回アカデミー賞脚本賞、第70回ゴールデン・グローブ賞作品賞ノミネートをはじめ、数々の賞レースを賑わせた本作は、ウェス作品最大のヒット作にして、最高傑作との呼び声も高い。観る者全てをハッピーな気持ちで包み込む、新たなウェス・ワールドが誕生!
12歳の少年少女の"愛の逃避行"に振り回される多彩な登場人物を演じるのは、ハリウッド大作で活躍する豪華俳優陣。島でたったひとりの警官シャープ役を演じるのはブルース・ウィリス。『ダイ・ハード』などのアクション映画でのマッチョな強い男の魅力を封印し、独身中年男性の悲哀とおかしみを感じさせる絶妙な演技で魅せる。ボーイスカウトのウォード隊長役には『アメリカン・ヒストリー X』(98)、『ファイト・クラブ』(99)のエドワード・ノートン。生真面目で頼りない、ちょっと間の抜けた男を好演している。シャープ警部と不倫をしているスージーの母親役は、『ファーゴ』(96)でアカデミー賞主演女優賞を獲得したフランシス・マクドーマンド。冷酷な福祉局員役では、『フィクサー』(07)でアカデミー賞助演女優賞を受賞したティルダ・スウィントンが怪演をみせる。ウェス作品常連のビル・マーレイがスージーの父親役、ジェイソン・シュワルツマンが怪しいボーイスカウトの男ベン役で登場。サム役のジャレッド・ギルマンとスージー役のカーラ・ヘイワードは共にこれが映画初出演、初々しい演技を披露している。
『ダージリン急行』と同じように盟友ロマン・コッポラが共同脚本を手がけ、その他衣装や美術にもウェスらしいこだわりと遊び心がたっぷり。ちょっぴり変だけどすごくキュートなアイテムの数々は見ているだけで楽しい気分にさせてくれる。監督自身が「こんな子供時代が過ごせたらいいなという願望を込めて作ったんだ」という通り、監督・スタッフ・豪華キャストの大いなる遊び心によって、魔法にかかったような映画が誕生!

＜あらすじ＞
1965年、ニューイングランド沖にある小さな島で、12歳のサムはボーイスカウトのキャンプから脱走する。1年前、島の教会でサムは同い歳のスージーと出会い、恋に落ちた。それから1年に渡る手紙のやりとりを通して密かに駆け落ちの計画を練っていたのだ。落ち合った2人は、手つかずの自然が残る入り江を目指す。一方、2人がいなくなった事に気づいた大人たちは大慌て!ボーイスカウトのウォード隊長(エドワード・ノートン)、シャープ警部(ブルース・ウィリス)、そしてスージーの両親(ビル・マーレイ&フランシス・マクドーマンド)は、2人を追いかけるが・・・。果たして二人の"愛の逃避行"の行方は?そして、やっきになって2人を引き離そうとしていた大人たちは?