前作から僅か9か月後にアトランティック・レコードから発表された英国の伝説的ハード・ロック・バンドによる最高傑作との呼び声も高いセカンド・アルバムです。メンバーはジミー・ペイジ(G)、ロバート・プラント(Vo)、ジョン・ポール・ジョーンズ(B)、ジョン・ボーナム(Dr)の4人で、プロデュースは再びペイジ自身が担当、エンジニアはジミ・ヘンドリックス等を手がけたエディ・クレイマーが務めています。レコード会社に急かされてツアー中に英米各地のスタジオでレコーディングされた作品とのことですが、楽曲の充実ぶりには目を見張るものがあり、全英・全米ともに1位を記録、7週連続全米1位という大偉業をも達成し、全米だけでも1200万枚以上を売り上げるモンスター・ヒットとなりました。個人的にも本作こそが彼らのフェイバリット・アルバムであります。全米4位を記録した重量感のある1.WHOLE LOTTA LOVEと強烈なギター・ソロを収めたエキセントリックな5.HEARTBREAKERというハード・ロック史に残る名ギター・リフを有する二大名曲を収録。静と動のコンストラストが素晴らしい2.WHAT IS AND WHAT SHOULD NEVER BE、ハウリン・ウルフの「KILLING FLOOR」からインスパイアされたテンポ・チェンジが見事な3.THE LEMON SONG、12弦ギターのサウンドが美しい4.THANK YOU、キャッチーな6.LIVING LOVING MAID (SHE'S JUST A WOMAN)、ベースがメロディを奏でる7.RAMBLE ON、ジョン・ボーナムのドラムスが大迫力の8.MOBY DICK、のどかなムードの9.BRING IT ON HOMEと捨て曲なしの名盤です。