＜商品の情報＞
格調高き"ウィーンもの"の決定版!
芸術の都ウィーンの名門ブルグ劇場を舞台にした名作!

クラウスが本当のサイレント映画時代からの生きのこり(1919年の『カリガリ博士』にも出演していた)名優というのもすごいし、あの『未完成交響楽』(33)ではかなわぬ恋の美しさで皆を泣かせた、俳優出身のヴィリ・フォルスト監督がいっそう泣かせてくれる。『ブルグ劇場』は、演劇好きの人ならぜったい夢中になるし、関心ない人も舞台が好きになる、そんな映画だ。

＜あらすじ＞
ブルグ劇場はウィーンの旧王宮の近くにあり、230年の歴史を持つ、オーストリアの演劇人には教会のように神聖な場所である。その専属俳優になれたのを光栄として舞台に専心し、結婚もしなかった老名優ミッテラー(ヴェルナー・クラウス)は、ある日新聞で「うまいが若さがなくなった」と批評され、ショックで生まれて初めて舞台を休む。いつも服を頼む仕立屋の娘レニ(ホルテンセ・ラキー)の清純な美しさに気づいた彼は、彼女に恋して青春をとり戻そうと考えるが・・・・・・。