＜商品の情報＞
雪の光の中で、おしんの身に起こった、暗い、甘美な悲劇を通して男と女の間に住む人間の業の深さを厳しく見つめた話題作。雪深い北陸越後を舞台に人妻おしんの愛と哀しみを描く水上文学の秀作を、女優伸長著しい佐久間良子と巨匠・今井正監督が描いた名作。

1964年5月9日劇場公開

＜あらすじ＞
不義の快楽と責め苦・・・、息も詰まるようなエロティシズムの中に男と女の間に棲む人間の業の深さを、雪深い越後を舞台に厳しく描く。水上勉の原作を名匠・今井正監督で映画化した文芸大作。支那事変が勃発した昭和12年。権助と留吉は北陸越後の村から京都伏見の造り酒屋に出稼ぎに来ていた。遊び好きの権助に対し留吉は真面目一辺倒の男。そんな12月のある日、母が危篤との知らせで帰郷した権助は道で留吉の若妻おしんに出会い欲情し強姦するのであった。おしんは、後ろめたさを抱えてしまう。年が明け3月に留吉が戻って来る頃、おしんは妊娠してしまったことに気付くのだが・・・。