元THE YARDBIRDSのジミー・ペイジ(G)、ロバート・プラント(Vo)、ジョン・ポール・ジョーンズ(B)、ジョン・ボーナム(Dr)の4人からなる英国はロンドンで結成された伝説的ハード・ロック・バンドによるアトランティック・レコードから発表された記念すべきデビュー・アルバムで、THE ROLLING STONESの本拠地として有名な英国オリンピック・スタジオにおいてペイジのプロデュースによりレコーディングされました。ブルースとロックを融合させた個性的でヘヴィなサウンドはたちまち人気を博し、全英6位、全米10位のヒットを記録しました。トータルの売り上げは全米だけで800万枚以上を達成しています。バンド名の由来でもあるヒンデンブルクの惨状を捉えたアルバム・ジャケットも有名です。バンドのデビュー・シングルともなったパワフルなギター・リフで始まる1.GOOD TIMES BAD TIMES、トラディショナル・フォークをドラマティックにアレンジした2.BABE I'M GONNA LEAVE YOU、米国フォーク・シンガーのジェイク・ホルムズの曲にインスパイアされたダイナミックに展開する4.DAZED AND CONFUSED、疾走感漲るハイ・テンション・ナンバーの7.COMMUNICATION BREAKDOWNは特に素晴らしいです。ジョーンジーによる厳かなハモンドで始まる5.YOUR TIME IS GONNA COMEやシタールの演奏がインド音楽からの影響を窺わせるインスト6.BLACK MOUNTAIN SIDEも良いアクセントとなっており、最後は各楽器が迫力ある演奏を聴かせる長尺曲の9.HOW MANY MORE TIMESで締めます。3.YOU SHOCK MEと8.I CAN'T QUIT YOU BABYはウィリー・ディクスンのカヴァー。