＜商品の情報＞
『アンチクライスト』のラース・フォン・トリアー監督、1998年の大問題作! 障害者のフリをして、人間の良心の裏の欺瞞をあざ笑う反社会的集団=“イディオッツ”。あなたはこの不快さを直視できるか?

世界に衝撃を与え続ける、デンマークの誇る鬼才:ラース・フォン・トリアー監督の、1998年の大問題作が遂に初DVD化!
健常であるにもかかわらず知的障害者を装って社会を挑発するグループの生態を描き、『アンチクライスト』同様、過激な性表現・性器描写とともにその反社会性が各国で称賛と批判を浴びた、実験的野心作。

原題 THE IDIOTS

2001年3月23日日本公開(スローラーナー配給)

＜あらすじ＞
カレンは立ち寄ったレストランで口からよだれを垂らし、訳のわからない事を叫ぶ奇妙な一団と出会う。レストランから追い出されそうになる彼らをかばうカレンだが、なんと、これはすべて知的障害者を真似たデモンストレーションだった・・・。彼らは、障害者のフリをすることで、人々の善意の裏に存在する、同情と嫌悪などの偽善を暴こうとする試みをしている集団だったのだ。障害者を前に戸惑った表情を見せる人々の姿を見てゲラゲラと笑う、人を小バカにしたような集団。幼い子供を失ったばかりのカレンも、なぜか彼らに惹かれ、何も分からないまま引き寄せられるようにグループと行動を共にし、気付いたら自分も精神異常者を演じるようになっていった・・・。やがて集団内に内部分裂の危機が訪れる。意見の相違、痴情のもつれ、良心の呵責、そして自己嫌悪。崩壊寸前となった集団の運命は、哲学と忠誠心を試す儀式、不法占拠した邸宅にて繰り広げられる大乱交パーティーに懸かっていた。