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沈黙の声
レーベル
:
マーメイドフィルム
規格品番
:
KKBS-85
フォーマット
:
Blu-ray Disc
バーコード
:
4523215101547
国
:
日本 - Japan
発売日
:
2013年11月23日
収録内容
Blu-ray Disc
1
沈黙の声
01:23:00
クレジット
リリース概要
<商品の情報>
本邦初Blu-ray化! 本邦初紹介、カジミェシュ・クッツ幻の傑作
真の"ポーランド・ニューウェイヴ"がここに!
オムニバス映画『勇猛十字勲章』(59、未)で監督デビューしたカジミェシュ・クッツの長編第二作。この作品は、ユゼフ・ヘン(1923年~)が自作短編小説三編(いずれも未刊行)を自ら脚色したものだった。本作『沈黙の声』においても、ヘンが自作の同名小説(ただしポーランドでは未刊行)を自ら映画用脚本に翻案している。音楽はヴォイチェフ・キラル。映画音楽を初めて手がけたのが本作で、以後ハス、ワイダ、キェシロフスキ、ザヌーシ、ポランスキーらの作品で音楽を担当している。
斬新な画面構成と音響操作を駆使した本作は、『夏の終りの日』と並んで、ポーランド映画が1950年代末期の時点ですでに世界映画の"新しい波"の一角をなしていたことを証明する一作である。
研ぎ澄まされた空間構築と、繊細きわまる音響設計を駆使して描かれる愛の物語
その過激な実験精神のおかげで長年封印されてきた、名匠クッツの知られざる初期傑作
オムニバス映画『勇猛十字勲章』(59、未)で監督デビューした、カジミェシュ・クッツの長編第二作。『勇猛十字勲章』に続いて、ユゼフ・ヘン(1923年~)が自作小説を自ら映画用脚本に翻案している。完成後、海外での上映が約25年にわたって禁じられ、ポーランド国内でも上映機会がほとんどなかった作品である。
窓や扉を使ってフレーム内フレームを形成し、画面の手前と奥で同時に出来事を生起させる空間作り。一人称ナレーションと現実音の歪曲を活用した繊細な音響操作。奇妙に振りつけられた俳優の動き。静と動が鮮やかに対比されつつ、観客の意表を突く諸ショットの斬新な組み合わせ。写実と象徴の並存。視覚面・叙述面における大胆な省略。ポーランド映画が1950年代末期の時点で、すでに世界映画の"新しい波"の一角をなしていたことを証明する一作。
<あらすじ>
第二次大戦終結後。ワルシャワ蜂起に参加した元国内軍兵士のボジェクが、難民化した大勢の人々に紛れて列車に乗り、戦渦を逃れた街ジェルノにやって来る。彼はある共産主義者を処刑することを拒み、軍規違反で戦友たちに追跡されていた。駅でボジェクは、戦災孤児のルツィナ(ゾフィア・マルチンコフスカ)とリカの姉妹に出会う。その後川辺の廃屋を住居としたボジェクは、偶然通りかかったルツィナに金を払い、掃除と料理を頼んで職探しに出かける。女職場長オルガとその助手ニウラに雇われたボジェクは、樽の積み下ろし作業の仕事に就く。帰宅したボジェクを、ルツィナが故国ウクライナの代表的料理である野菜スープを作りながら待っている。彼女は妹と宿舎住まいをしていた。職場でシャワーを浴びるニウラにちょっかいを出し、一緒に戯れるボジェク。その様子をオルガが窓から覗き見る。ボジェクが帰宅すると、またルツィナが室内で待っている。奇妙な生活が続く中、やがてボジェクとルツィナは愛し合うようになる。ボジェクはルツィナに求婚するが、互いの気持ちはすれ違っていく。ある日、ボジェクはオルガから映画と食事に誘われる。だが待ち伏せていたルツィナ、そしてオルガを尾行したニウラが鉢合わせし、気まずい状況に陥る。だが、ルツィナと帰ろうとしたボジェクは、偶然国内軍兵士時代の仲間ジグムントと出会い、この地から逃げ出すことを考え始める。ボジェクはルツィナに、昔の仲間たちに命を狙われていることを告白する。二人は初めてキスを交わし、ボジェクは初めてルツィナに「愛している」と言う。彼らはベッドに横たわったまま眠ってしまう。翌朝。ジグムントから逃げるよう警告されたボジェクは、ニウラの家に居候させてもらうことにする。ニウラは母親および息子ステフェクと共に、三人暮らしをしていた。やがてルツィナはボジェクがニウラと寝たことに気づくが、彼を許す。ニウラの家から引っ越して転職したボジェクのもとをルツィナが訪ね、逃げるよう警告する。ボジェクは逃げるが、その後危うく追っ手に殺されそうになる。結局彼はルツィナの宿舎を再訪し、二人はジグムントに助けを求めに行く。家族ある身のジグムントは自宅に彼らを匿うことを拒絶するが、ルツィナは強引に奥の間へ入る。翌日。ボジェクは列車に乗り込み、ジェルノを後にする。
本邦初Blu-ray化! 本邦初紹介、カジミェシュ・クッツ幻の傑作
真の"ポーランド・ニューウェイヴ"がここに!
オムニバス映画『勇猛十字勲章』(59、未)で監督デビューしたカジミェシュ・クッツの長編第二作。この作品は、ユゼフ・ヘン(1923年~)が自作短編小説三編(いずれも未刊行)を自ら脚色したものだった。本作『沈黙の声』においても、ヘンが自作の同名小説(ただしポーランドでは未刊行)を自ら映画用脚本に翻案している。音楽はヴォイチェフ・キラル。映画音楽を初めて手がけたのが本作で、以後ハス、ワイダ、キェシロフスキ、ザヌーシ、ポランスキーらの作品で音楽を担当している。
斬新な画面構成と音響操作を駆使した本作は、『夏の終りの日』と並んで、ポーランド映画が1950年代末期の時点ですでに世界映画の"新しい波"の一角をなしていたことを証明する一作である。
研ぎ澄まされた空間構築と、繊細きわまる音響設計を駆使して描かれる愛の物語
その過激な実験精神のおかげで長年封印されてきた、名匠クッツの知られざる初期傑作
オムニバス映画『勇猛十字勲章』(59、未)で監督デビューした、カジミェシュ・クッツの長編第二作。『勇猛十字勲章』に続いて、ユゼフ・ヘン(1923年~)が自作小説を自ら映画用脚本に翻案している。完成後、海外での上映が約25年にわたって禁じられ、ポーランド国内でも上映機会がほとんどなかった作品である。
窓や扉を使ってフレーム内フレームを形成し、画面の手前と奥で同時に出来事を生起させる空間作り。一人称ナレーションと現実音の歪曲を活用した繊細な音響操作。奇妙に振りつけられた俳優の動き。静と動が鮮やかに対比されつつ、観客の意表を突く諸ショットの斬新な組み合わせ。写実と象徴の並存。視覚面・叙述面における大胆な省略。ポーランド映画が1950年代末期の時点で、すでに世界映画の"新しい波"の一角をなしていたことを証明する一作。
<あらすじ>
第二次大戦終結後。ワルシャワ蜂起に参加した元国内軍兵士のボジェクが、難民化した大勢の人々に紛れて列車に乗り、戦渦を逃れた街ジェルノにやって来る。彼はある共産主義者を処刑することを拒み、軍規違反で戦友たちに追跡されていた。駅でボジェクは、戦災孤児のルツィナ(ゾフィア・マルチンコフスカ)とリカの姉妹に出会う。その後川辺の廃屋を住居としたボジェクは、偶然通りかかったルツィナに金を払い、掃除と料理を頼んで職探しに出かける。女職場長オルガとその助手ニウラに雇われたボジェクは、樽の積み下ろし作業の仕事に就く。帰宅したボジェクを、ルツィナが故国ウクライナの代表的料理である野菜スープを作りながら待っている。彼女は妹と宿舎住まいをしていた。職場でシャワーを浴びるニウラにちょっかいを出し、一緒に戯れるボジェク。その様子をオルガが窓から覗き見る。ボジェクが帰宅すると、またルツィナが室内で待っている。奇妙な生活が続く中、やがてボジェクとルツィナは愛し合うようになる。ボジェクはルツィナに求婚するが、互いの気持ちはすれ違っていく。ある日、ボジェクはオルガから映画と食事に誘われる。だが待ち伏せていたルツィナ、そしてオルガを尾行したニウラが鉢合わせし、気まずい状況に陥る。だが、ルツィナと帰ろうとしたボジェクは、偶然国内軍兵士時代の仲間ジグムントと出会い、この地から逃げ出すことを考え始める。ボジェクはルツィナに、昔の仲間たちに命を狙われていることを告白する。二人は初めてキスを交わし、ボジェクは初めてルツィナに「愛している」と言う。彼らはベッドに横たわったまま眠ってしまう。翌朝。ジグムントから逃げるよう警告されたボジェクは、ニウラの家に居候させてもらうことにする。ニウラは母親および息子ステフェクと共に、三人暮らしをしていた。やがてルツィナはボジェクがニウラと寝たことに気づくが、彼を許す。ニウラの家から引っ越して転職したボジェクのもとをルツィナが訪ね、逃げるよう警告する。ボジェクは逃げるが、その後危うく追っ手に殺されそうになる。結局彼はルツィナの宿舎を再訪し、二人はジグムントに助けを求めに行く。家族ある身のジグムントは自宅に彼らを匿うことを拒絶するが、ルツィナは強引に奥の間へ入る。翌日。ボジェクは列車に乗り込み、ジェルノを後にする。
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