＜あらすじ＞
ヴェルディ歌劇《アイーダ》全曲
エジプトの武将ラダメスは、女奴隷(実はエチオピア王女)アイーダと愛し合っている。指揮官に任ぜられたラダメスは、エチオピアとの戦争に勝利したらアイーダを妻にしたいと願っているが、凱旋したラダメスの褒美は、エジプト王の娘アムネリスを彼の妻にすることだった。戦争に負け捕虜となったアイーダの父であるアモナズロ(エチオピア王)は、娘のアイーダにラダメスからエジプト軍の動きを探るように迫る。アイーダとの束の間の逢瀬で、思わず味方の情報を口走ってしまったラダメスは、陰でアモナズロが聞いていた事に気づき己の軽率さを悟り番兵に身を預ける。エチオピア軍は再び敗れ王は死に、ラダメスも死刑の判決を受け、生き埋めとなる地下牢で死をまつばかりである。そこへ何とアイーダが現れる…。天上での愛を誓う二人の二重唱と嫉妬を後悔するアムネリスの涙の歌唱で幕を閉じる。

プッチーニ歌劇《蝶々夫人》全曲
蝶々夫人は、アメリカの海軍士官ピンカートンと結婚しますが、短い結婚生活のあとにアメリカへと旅立った夫は帰ってきません。ピンカートンとの間に生まれた子供とピンカートンを待ち続けた蝶々夫人が、ようやく再びピンカートンに会えた時には、彼はアメリカ人の妻を伴っていました…。

プッチーニ歌劇《トゥーランドット》全曲
舞台は、2008年のオリンピックが行われた北京にある紫禁城。この神秘的な宮殿の奥にすむトゥーランドット姫は、結婚を申し込んだ皇子に3つの謎を出し、解けなければ首を刎ねるという残酷な心をもった絶世の美女。その謎に果敢に挑み、ついには愛の力で氷のような姫の心を溶かしたのが、放浪の皇子カラフ。カラフが第3幕で情熱高らかに歌い上げる、全幕最高の聴かせどころが、先の名アリアです。