＜あらすじ＞
序曲の名旋律が暗示する悲劇。スペイン侯爵の娘レオノーラの寝室で密会していたアルヴァーロは、突然現れた侯爵に無抵抗を示すために投げ出したピストルが暴発し、侯爵は死んでしまう。狼狽し逃げた二人を復讐鬼と化したレオノーラの兄ドン・カルロが執拗に追う・・。運命の力に翻弄される人間の悩みや神への祈りを描いた一大叙事詩。「天使のようなレオノーラ」「」神と平和を与えたまえ」が有名なマリア。レオノーラ役には6月にハンガリー国立歌劇場≪椿姫≫で来日する世界のドラマティック・ソプラノ、テオドッシュウ。インディオとの混血児アルヴァーロ役にはベネズエラの若き逸材マチャド。ドン・カルロ役には椿姫(ジェンモン)、仮面舞踏会(レナート)にも出演しているブルガリアの名バリトン、ストヤノフ。贖罪の祈りを示す金色の十字架ををあしらった印象的な舞台演出となっています。