＜あらすじ＞
肉親ですら相争い殺しあう戦国乱世の時代。天文十五年、ポルトガル人を乗せた船が豊後の沖の浜に漂着するが、商人たちはポルトガル人を邪教の輩と呼び、領主、大友義鑑に彼らを殺すよう進言する。だが義鑑の息子の義鎮が「遠方からの客は友として扱うべき」と命乞いをしたことからポルトガル人たちは命を救われ、宣教師はロザリオを義鎮に贈った・・・。このことをきっかけに、大友義鑑と息子義鎮は相争い、結果として大友義鎮を九州制覇への道に上り詰めさせる事になり、その後、イエズス会の宣教師であるフランシスコ・ザビエルが豊後を訪れ、義鎮はキリスト教と運命的な出会いを果たすが・・・。