＜あらすじ＞
唐王朝第三代皇帝・高宗の妃である則天武后は長女産み、高宗から太平公主と名付けられた。そして、乳母をそばに仕えていた昭娘に頼んだ。ある日、昭娘は、則天武后が太平公主を殺すのを目撃する。側室であった則天武后は、幼い実の娘の殺害を正妃・王皇后になすりつけようとしていたのだった。高宗は、娘の死を悲しみ、太平公主に安公主という名を与えた。高宗は次第に王皇后を遠ざけるのであった。ところが、息を引き取ったかに見えた安公主はまだ息が残っており、密かに昭娘によって、連れだされていたのであった。王皇后に罪を着せたこともあり、則天武后は晴れて念願の皇后となり、次女を出産する。高宗は、またも太平公主と名付けて、手厚く育てた。18年が経過した。成長した安公主は、昭娘に過去の経緯を聞かされていた。則天武后と妹である太平公主に復讐を誓っていた。ある時、太平公主が来るという情報を聞きつけた安公主は、自分の妹と自分が瓜二つであることを知り、太平公主になり替わる。太平公主になり替わった安公主は、則天武后や、則天武后が重用した女性・上官婉児、李隆基(後の玄宗皇帝)などの宮廷や後宮の権力闘争に巻き込まれていく。争いの果て、安公主が掴んだものとは…。