＜商品の情報＞
お堅いイギリス紳士も思わずぎゃふん!
スピード狂の美女とボーイフレンドが仕掛ける120億ドルのダイヤモンド強奪作戦!

ロンドンのダイヤ市場でイギリス紳士にいいようにあしらわれっぱなしのアメリカ人のダイヤ仲買人が、ひょんなことから200万カラット=120億ドルのダイヤモンドを金庫から強奪する羽目に。相棒は美人でスピード狂の未亡人。スーパーカーをぶっ飛ばし、恋とダイヤの一石二鳥をもくろむ……。『動く標的』『荒鷲の要塞』『ロング・グッドバイ』などを放った製作者エリオット・カストナーが『真夏の夜のジャズ』『警官ギャング』のアラム・アヴァキアンを監督に起用した犯罪アクション。主演は『砲艦サンパブロ』『魚が出てきた日』『風とライオン』のキャンディス・バーゲンと『ふたり自身』『ミッドナイト・ラン』のチャールズ・グローディン。『ロリータ』のジェームズ・メイソン、『ライアンの娘』のトレヴァー・ハワード、『ジュリアス・シーザー』のジョン・ギールグッドとイギリス演劇界を代表する名優が脇を固めている。「007」シリーズのスタントマンを得てロータス・ヨーロッパやフェラーリが爆走するカーアクションも楽しめる。

●シドニー・ルメット監督にスカウトされて『グループ』(66)に出演、続いてロバート・ワイズ監督の大作『砲艦サンパブロ』にも起用されたキャンディス・バーゲンは、スイスに留学していたこともありフランス語も堪能でハリウッドには稀有な知的美女として人気があった。クロード・ルルーシュ監督によるフランス映画『パリのめぐり逢い』が大ヒットした後、『魚が出てきた日』『冒険者』『ソルジャーブルー』など海外や荒野を舞台にした映画が続いたのは趣味の写真のためだったとか。のちには「ヴォーグ」「ライフ」などの雑誌でカメラマンとしても活躍した。1979年の『結婚ゲーム』ではアカデミー助演女優賞にノミネートされた。

●監督のアラム・アヴァキアンは、音楽記録映画の名作として名高い『真夏の夜のジャズ』の監督・編集で知られ、アーサー・ペン監督の『奇跡の人』やロバート・ロッセン監督の『リリス』などの編集を担当。他の作品にドナルド・E・ウェストレイク原作の映画化した『警官ギャング』など。

※日本語吹替音声は、現存するテレビ放送当時のものを収録しております。

原題 11 Harrow House

1975年3月29日日本公開

＜あらすじ＞
若いアメリカ人のダイヤモンド仲買人チェサーは、ロンドン・ハロウハウス11番地にあるダイヤ公社に行くたびに厳格なイギリス紳士である代表のミーチャムにバカにされていた。ある日、チェサーは大金持ちのマッセイから100万ドルのダイヤを注文される。イギリス・ダイヤ公社で107.5カラットの原石を入手し、72.5カラットに磨き上げたチェサーは、大金持ちの未亡人である恋人マレンの車で運搬の途中、何者かに麻酔銃で撃たれてダイヤを奪われてしまう。保険にも入っていなかったチェサーは、マッセイの提案で市場操作のために時価120億ドル(200万カラット)のダイヤモンドが眠っているダイヤ公社の金庫を狙うことになる。公社に日ごろから不満を持っていたミーチャムの右腕ワッツの協力を得て、奇想天外な方法で見事に大量のダイヤモンドを強奪したチェサーとマレンは意気揚々とマッセイの屋敷へ向かうが……。