＜あらすじ＞
2012年夏の終わり。ドラマプロデューサーの吉野千明(小泉今日子)は、めっきり仕事が減り、鎌倉区役所に勤める長倉和平(中井貴一)は年下の上司の下で働くという共に憂鬱な日々を過ごしていた。長倉家の面々はというと、次男･真平(坂口憲二)は自宅でカフェ『ながくら』を切り盛りし、次女･万理子(内田有紀)は千明に片思いしながら彼女の下で働いていた。長女･典子(飯島直子)は、家族旅行を計画するが皆乗り気ではなく…という状況。そんな中、千明に苦手とする「サスペンスドラマ」の仕事が来る。しかも脚本家は業界一台本の遅さで有名な灰田マモル(リリー･フランキー)だ。一方、和平は、鎌倉の観光親善大使として小説家の向坂緑子(萬田久子)を口説き落とすよう命じられ…。