＜あらすじ＞
時は戦国、戦に踏み荒らされ、枯れ果てた東北の地に、一人の精悍な武将が生まれる。その男の名は、伊達政宗(MAKIDAI)。幼い頃、病で片眼を失いながらも「片眼でも見えるものは見える」と、正しい心を歪めることはなかった。しかし伊達の家は、名家とはいえ、内紛が絶えず、身内の裏切りの中で戦う不条理に苦しむ日々を送っていた。そんな政宗の前に暗闇から話しかける一筋の影、「東北の地は貧しく、冬は雪に閉ざされ、夏は戦で殺し合う、このままでは、滅ぶ事を待つのみ…鬼を作らねばなりませぬ!!貴方は鬼となりて、この地を救うのです。私が、貴方の影となります」この男こそ、後の伊達家軍師、片倉小十郎(片岡愛之助)の若き日の姿であった。政宗は小十郎と共に、忍者軍黒はばき組の若頭、藤吉郎を従え、天下統一を目指す豊臣秀吉との決戦に備えるのであった…。