＜商品の情報＞
タイトルはボクシングのリングと指輪のダブル・ミーニング
ヒッチコックの脚本が初映画化された重要な作品

原題　THE RING

＜あらすじ＞
これはヒッチコックの第6作にあたるが、彼自身の脚本の初の映画化として歴史的に重要な作品である。物語はサスペンスではなく、ボクシングで負けて妻も取られた男が、発奮して修行を積みチャンピオンを倒し、そして妻の心も取り戻す。という物語。しかし、"リング"という言葉には、ボクシングのリングであると同時に、妻に贈られた"リング"とダブル･ミーニングになっているのだ。ヒッチコックはこの意味の重なりを視覚的な効果として見事に使いこなし、単純な物語を映画的快楽の豊かな泉に変えている。 見世物小屋渡りのアマチュアボクサー、ジャックは、プロのチャンピオンから練習相手に選ばれ、安定した暮らしを得たのを機会に見世物小屋の切符売りの娘と結婚する。しかし、彼女はチャンピオンに言い寄られると、その栄光に心を奪われ誘惑に負けて愛人になってしまう。これで発奮したジャックは修行を積み、チャンピオンへ試合を挑む。