メイド・イン・USA
レーベル
:
マーメイドフィルム
規格品番
:
KKBS-83
フォーマット
:
Blu-ray Disc
バーコード
:
4523215101509
国
:
日本 - Japan
発売日
:
2013年11月23日
収録内容
Blu-ray Disc
1
メイド・イン・USA
01:25:00
音楽[映画制作用]:ロベルト・シューマン
原作:リチャード・スターク
その他:寺尾次郎
音楽[映画制作用]:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
出演:アンナ・カリーナ
監修:山田宏一
出演:ジャン=ピエール・レオ
出演:小坂恭子
出演:Laszlo Szabo
撮影:ラウール・クタール
クレジット
リリース概要
<商品の情報>
フランス秘密警察の汚職事件をもとに、リチャード・スタークの小説『悪党パーカー/死者の遺産』を映画化。歌手のマリアンヌ・フェイスフル、作家・映画監督のフィリップ・ラブロが本人役で登場するほか、登場人物の役名に、ドナルド・シーゲル、リチャード・ウィドマーク、オルドリッチ警部、ドリス・ミゾグチなど映画監督の名がフィーチャーされ、監督・脚本を務めたゴダールの遊び心が溢れている。
政治的殺人の謎をめぐり非情な女記者と悪徳刑事が駆け引きし合うナンセンスな不条理ミステリ。ゴダールとアンナ・カリーナが組んだ最後の長編映画。
『メイド・イン・USA』は、リチャード・E・スターク名義のドナルド・ウェストレイクの犯罪小説『悪党パーカー/死者の遺産』(ハヤカワ・ミステリ文庫)の人物造形と、状況設定から出発しているものの、大きくかけ離れている。物語の分かりにくいこの映画は、犯罪ミステリの最小限のプロットを借りつつ、真相の見えない政治的暴力の恐怖を、詩的かつナンセンスなコラージュの方法でアメリカ製フィクションのパロディ風に暗示する。
非情な女主人公ポーラ・ネルソンの復讐劇的な物語の大きな下敷きとなっているのは、同年代のモロッコの反体制政治家が誘拐され失踪した「ベン・バルカ事件」やフランス左翼の党派的分裂問題だ。
とりあえず物語はあるものの、良くも悪くも、意図的に遊戯的ナンセンスの徹底を試みたと思われるこの作品は、1960年代のゴダール作品の中でも最も情感を欠いた表面的な作品だ。
不条理な世界の不条理な事件の謎解きの物語の合間に、ウジェーヌ・イヨネスコの不条理劇『アメリカ人のためのフランス語のレッスン』の場面の翻案が挿入され、サミュエル・ベケット、ルイ・アラゴン、ミシェル・フーコー、アランらの断片的な言葉が、それと明示されることなく変形されて引用される。
劇中、当時の英国の人気歌手マリアンヌ・フェイスフルが世界的大ヒット曲「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」を歌う場面は記録映像としても貴重だ。
<あらすじ>
物語の舞台は現在から2年後、「アトランチック・シティ」にポーラ・ネルソン(アンナ・カリーナ)が到着する。昔の愛人リシャール・ポリツェール(声・ジャン=リュック・ゴダール)からの電報で呼ばれたからだが、リシャールはすでに心臓麻痺で死んでいた。リシャールの死をめぐって、有象無象がポーラに接近し、リチャード・ウィドマーク(ラズロ・サボ)とドナルド・シーゲル(ジャン=ピエール・レオ)がポーラを監視する。接近してきた有象無象のうち、エドガール・ティフュス(エルネスト・メンツェル)、ドリス・ミゾグチ(小坂恭子)が殺される。リシャールは、週刊誌の論説主幹であったが、党の指導者でもあったことから暗殺されたのだ。アトランティック・シティの前市長も同様に暗殺されている。やがてリシャールを暗殺した犯人は、リチャード・ウィドマークとドナルド・シーゲルだとわかる。ポーラは、デイヴィッド・グーディスとともに事件を解決する。
フランス秘密警察の汚職事件をもとに、リチャード・スタークの小説『悪党パーカー/死者の遺産』を映画化。歌手のマリアンヌ・フェイスフル、作家・映画監督のフィリップ・ラブロが本人役で登場するほか、登場人物の役名に、ドナルド・シーゲル、リチャード・ウィドマーク、オルドリッチ警部、ドリス・ミゾグチなど映画監督の名がフィーチャーされ、監督・脚本を務めたゴダールの遊び心が溢れている。
政治的殺人の謎をめぐり非情な女記者と悪徳刑事が駆け引きし合うナンセンスな不条理ミステリ。ゴダールとアンナ・カリーナが組んだ最後の長編映画。
『メイド・イン・USA』は、リチャード・E・スターク名義のドナルド・ウェストレイクの犯罪小説『悪党パーカー/死者の遺産』(ハヤカワ・ミステリ文庫)の人物造形と、状況設定から出発しているものの、大きくかけ離れている。物語の分かりにくいこの映画は、犯罪ミステリの最小限のプロットを借りつつ、真相の見えない政治的暴力の恐怖を、詩的かつナンセンスなコラージュの方法でアメリカ製フィクションのパロディ風に暗示する。
非情な女主人公ポーラ・ネルソンの復讐劇的な物語の大きな下敷きとなっているのは、同年代のモロッコの反体制政治家が誘拐され失踪した「ベン・バルカ事件」やフランス左翼の党派的分裂問題だ。
とりあえず物語はあるものの、良くも悪くも、意図的に遊戯的ナンセンスの徹底を試みたと思われるこの作品は、1960年代のゴダール作品の中でも最も情感を欠いた表面的な作品だ。
不条理な世界の不条理な事件の謎解きの物語の合間に、ウジェーヌ・イヨネスコの不条理劇『アメリカ人のためのフランス語のレッスン』の場面の翻案が挿入され、サミュエル・ベケット、ルイ・アラゴン、ミシェル・フーコー、アランらの断片的な言葉が、それと明示されることなく変形されて引用される。
劇中、当時の英国の人気歌手マリアンヌ・フェイスフルが世界的大ヒット曲「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」を歌う場面は記録映像としても貴重だ。
<あらすじ>
物語の舞台は現在から2年後、「アトランチック・シティ」にポーラ・ネルソン(アンナ・カリーナ)が到着する。昔の愛人リシャール・ポリツェール(声・ジャン=リュック・ゴダール)からの電報で呼ばれたからだが、リシャールはすでに心臓麻痺で死んでいた。リシャールの死をめぐって、有象無象がポーラに接近し、リチャード・ウィドマーク(ラズロ・サボ)とドナルド・シーゲル(ジャン=ピエール・レオ)がポーラを監視する。接近してきた有象無象のうち、エドガール・ティフュス(エルネスト・メンツェル)、ドリス・ミゾグチ(小坂恭子)が殺される。リシャールは、週刊誌の論説主幹であったが、党の指導者でもあったことから暗殺されたのだ。アトランティック・シティの前市長も同様に暗殺されている。やがてリシャールを暗殺した犯人は、リチャード・ウィドマークとドナルド・シーゲルだとわかる。ポーラは、デイヴィッド・グーディスとともに事件を解決する。
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