＜商品の情報＞
愛されん極道はただの外道じゃい!

元山口組顧問弁護士・山之内幸夫原作。大阪ヤクザの実体を描く!
平成4年に施行された「暴力団新法」とバブル崩壊のあおりを受けて、暴力団がどう「しのぎ」を削っているのかを、人間の欲望や葛藤のドラマをも織り交ぜながらリアルに描く!

役所広司&阿部寛 日本を代表する俳優が迫力の競演!
人間臭い主人公・吉川を演じるのは、今や日本を代表する演技派俳優の役所広司。吉川に地上げを依頼する不動産会社の若社長役に主演映画「テルマエ・ロマエ」が大ヒットの阿部寛。二人とも本作で役の幅を広げ、その後の評価につながる熱演を見せる!

ここから始まった"新しいヤクザ映画"の誕生!
それまでのヤクザ映画は、切った張ったの男の部分が中心に描かれていたが、あえてヤクザの格好悪い人間臭い部分を鋭くえぐった原作を、今村昌平、相米慎二らに師事し、91年の「激走トラッカー伝説」で切れのある演出が注目された細野辰興が映画化。しのぎを削る大阪ヤクザの実体を余すところなく描き出し、"ヤクザ映画"に新風を巻き起こした。本作の成功を受けて、96年には「シャブ極道」、97年には「売春暴力団」が同じ山之内原作&細野監督作品で製作され、"ナニワ破天荒極道三部作"として今も人気を博している。

＜あらすじ＞
暴力団新法とバブル崩壊不況下、ヤクザ達もこぞってしのぎを削っていた。ここ、大阪にある吉留組も弱小ゆえにあおりは大きかった。吉留組二代目組長・吉川一平は、覚せい剤売買、賭博ノミ行為、売春などセコい稼ぎでしのぎ、とくに女にもだらしないが、どこか憎めないヤクザであった。ひょんなことから先代が世話になった丸三不動産の若社長・島本忠男に出会い、不動産の地上げを手伝うことに・・・。自分の愛人多麻子を島本にあてがうなど、ここでひとつ男を上げようと張り切る一平だが、その敷地が実は、巨大な暴力団組織を後ろ盾とする毒島組にも関わりのあるものだった。一平に近づき、地上げに加わった毒島だったが、それには裏があり、大阪一の丸三不動産の土地を根こそぎ食いつぶそうとしているのだった。一平、島本、毒島の壮絶なしのぎあいが始まる!