米国出身のヴォーカリスト兼ギタリスト兼ソングライターのジミ・ヘンドリックス、ノエル・レディング(B)、ミッチ・ミッチェル(Dr)のトリオ・バンドによる米国ではリプライズ・レコードから、英国ではトラック・レコードから2枚組として発表された3枚目スタジオ・アルバムです。ジミ自身のプロデュースによりレコーディングが行われ、全英6位、全米ではついに1位を記録しましたが、「EXPERIENCE」名義としては最後のアルバムとなってしまいました。ロビン・トロワーが後に「DAY OF THE EAGLE」でギター・フレーズを拝借したTRAFFICのデイヴ・メイスンがバック・ボーカルで参加の3.CROSSTOWN TRAFFIC、TRAFFICのスティーヴ・ウィンウッド(Key)とJEFFERSON AIRPLANEのジャック・キャサディ(B)が参加した15分近くに及ぶスタジオ・ジャムの4.VOODOO CHILE、四つ打ちリズムで始まるファンキーな8.GYPSY EYES、女性R&BグループのTHE SWEET INSPIRATIONSがバック・コーラスで参加したハープシコードの音色が美しい9.BURNING OF THE MIDNIGHT LAMP、TRAFFICのクリス・ウッドがフルートで参加した11.1983...(A MERMAN I SHOULD TURN TO BE)、エッジの効いたギターが格好良い14.HOUSE BURNING DOWN、ワウを効かせたイントロのギターが有名なヘヴィ・ナンバー16.VOODOO CHILD (SLIGHT RETURN)は秀逸。存分にギターを弾きまくる7.COME ON (LET THE GOOD TIMES ROLL)はアール・キングの、デイヴ・メイスンとTHE ROLLING STONESのブライアン・ジョーンズがそれぞれギターとパーカッションで参加した15.ALL ALONG THE WATCHTOWERはボブ・ディランのカヴァー。