米国はアリゾナ州フェニックスで結成されたバンドによるフランク・ザッパが設立したストリート・レコードから発表された3枚目スタジオ・アルバム(邦題は「エイティーン」)です。「ショック・ロックの帝王」と呼ばれたアリス・クーパーですが、この頃はまだバンド名義で活動しておりました。後にAEROSMITHやKISSを手掛けるボブ・エズリンがプロデュースを担当しております。アルバム発表前にシングル・カットされた代表曲2.I'M EIGHTEENが全米21位のスマッシュ・ヒットを記録、アルバムも全米35位の小ヒットを記録しました。陽気なロック・ソングの1.CAUGHT IN A DREAM、ハードで疾走感のある3.LONG WAY TO GO、ハードボイルドなギター・リフの5.IS IT MY BODYも良いですが、エズリンが本領を発揮した芝居がかった7.SECOND COMINGから感動的な名曲8.BALLAD OF DWIGHT FRYへの流れが本作のクライマックスでしょう。ライヴでもアリスが拘束衣を着せられるパフォーマンスで有名な曲であります。9.SUN ARISEはロルフ・ハリスのカヴァー。