＜商品の情報＞
原作は、毎日出版文化賞を受けた畔柳二美のデビュー作。異なる性格を持ったある姉妹が成長していく姿を『ともしび』の家城巳代治が温かく描く。人物や事件にスケッチ風の描写を取り入れられ、ユーモアにあふれた家城らしい演出が光る。松竹の野添ひとみ、東映の中原ひとみ、二人のひとみがそれぞれの持ち味を生かして好演し、二人の出世作となった。

＜あらすじ＞
やさしい姉・圭子と天真爛漫な妹・俊子は17歳と14歳。学校に通うために、山の発電所で暮らす親元を離れ、都会の伯母の家に下宿している。姉妹は、のんき者で温かい伯母夫婦に愛されながら、近所の人たちや友人たちとの触れ合いを通して元気に成長していく。冬休みには、久し振りに戻ったわが家で、二人は近所の友人たちと共につつましく楽しい正月を過ごす。やがて圭子は学校を卒業し、俊子は寄宿舎へ入る。そして、圭子の嫁ぐ日がやってくる…。