「ショック・ロックの帝王」アリス・クーパーがまだバンド名義であった時代のワーナー・ブラザースから発表された4枚目スタジオ・アルバムです。プロデュースは前作に引き続きボブ・エズリンが担当、全米21位を記録するスマッシュ・ヒットとなりました。見方によっては卑猥に見える赤を基調としたアルバム・ジャケットもクールです。ゲスト参加したリック・デリンジャーがリード・ギターを弾きまくるアメリカン・ロックを代表する名曲1.UNDER MY WHEELS(邦題は「俺の回転花火」)とアコースティック・ギターとストリングスの音色が美しい4.DESPERADO(邦題は「無法者」)の２曲が特に秀逸ですが、シングル・カットもされたキャッチーな2.BE MY LOVER、ダイナミックでプログレッシヴな曲展開の3.HALO OF FLIES、ベース・リフで迫る5.YOU DRIVE ME NERVOUS、ブルース・ハープが軽快に響く6.YEAH,YEAH,YEAH、ミステリアスでインスト・パートが充実した7.DEAD BABIES〜8.KILLERSと全曲が充実の名盤です。