＜商品の情報＞
朝日新聞浦和支局の暴力追放キャンペーン記事『ペン偽らず』をもとに実在した事件をセミ・ドキュメンタリーで再現。東宝大争議の187日間に及ぶストの妥結条件として日本映画演劇労働組合が会社に出させた1,500万円が製作資金に当てられた。各社の技術者、俳優による企業の枠を越えた協力をもとに作られたこの映画の成功は、戦後、民主的独立プロ運動の発足につながった。また当時、本物の暴力団の脅しにあいながら撮影が敢行されたことも大きな話題となった。

受賞情報
キネマ旬報ベストテン8位

＜あらすじ＞
埼玉県本庄町、そこは赤城嵐の吹きすさぶやくざの本場。暴力団が検察、警察、公安や町議にいたるまで手を回し町を支配しており、善良な市民は恐れと不安に怯えて暮らしている。この真相追究に立ち上がった新聞記者たちは人々にアンケートを取り徹底調査を開始。また明るい町をつくろうと多くの若者も運動に参加。暴力団や警察の圧力にくじけそうになりながらも、必死に闘ううち、町全体に少しずつ反ボス的な動きが生まれ始める。やがて町政刷新会が結成され、町民大会が開かれるが…。