＜商品の情報＞
ジェームス・ボンドとベトナムの時代―恋とセックス、政治に夢中なパリの若者たちをルポルタージュした、巧妙ででたらめ、厳格であいまいな革命前夜の青春グラフィティ!

ベルリン国際映画祭で男優賞・青少年向映画賞(ジャン=ピエール・レオ)を受賞、ゴダールがモーパッサンの短篇小説を原作に脚色、フレンチポップスを散りばめた。出演は撮影当初21歳だった『大人は判ってくれない』のジャン=ピエール・レオ、当時19歳で人気歌手だったシャンタル・ゴヤ他。特別出演として、ブリジット・バルドー、フランソワーズ・アルディ等々。撮影は、本作の翌年にイエジー・スコリモフスキ監督、ジャン=ピエール・レオ主演の『出発』を撮るウィリー・クラント(『ベトナムから遠く離れて』『悪魔の陽の下に』『灼熱の肌』)。

*2008年HDリマスター採用。

＜あらすじ＞
大統領選挙間近な冬のパリ。政治に強い関心を持ちバッハの好きなポールは、カフェでマドレーヌと知りあうが、彼女は歌手デビューの録音中で忙しい。ポールの友人ロベールは労働運動に傾倒していて署名活動に熱心だ。新聞ではボブ・ディランがべトニク(ベトナム+ビートニク)と紹介されていた。マドレーヌに夢中なポールは、彼女の友人エリザベートの家に移り住み、同居しているマドレーヌと共にひとつのベッドで寝る。ポールはマドレーヌや彼女の友だちとエロティックなスウェーデン映画を観に行く。叔母の死でポールに遺産が入り、彼等は建築中のアパートを見に行くが、そこでポールは転落死してしまう。マドレーヌは妊娠していて、子供を産むか中絶するか迷うのだった。「マルクスとコカコーラの子どもたち」(ゴダール)