＜商品の情報＞
これぞ時代劇!これぞ映画!映画の面白さここにあり!

「四騎の会」(黒澤明、木下惠介、市川崑、小林正樹)が贈る幻の新時代劇!役所広司ほか豪華キャストで描く痛快娯楽エンタテインメントの頂点がHDリマスターで見参!

1969年7月、日本映画を代表する4人の巨匠・黒澤明、木下惠介、市川崑、小林正樹が「四騎(よんき)の会」を結成した。この会は「日本はもとより、世界の話題となる映画を作ろう」という趣旨のもとに結成された製作プロダクションで、その第1作に選ばれたのが、山本周五郎「町奉行日記」を原作とする「どら平太」である。4人の巨匠が共同で脚本を執筆し、自分の好きな部分を演出するという夢のようなプロジェクトだった。しかし映画化は実現せず30年が経過した。1999年、市川崑監督は『どら平太』映画化を決意する。その後、TVドラマで顔を合わせた役所広司が「市川監督の時代劇に出演したい」と熱望したこともきっかけになった。痛快、愉快、豪快―映画界待望の娯楽大作を再び作ろう。すでに亡き盟友たちのためにも。こうして、世界へむけた日本発の新時代劇エンタテインメントの製作がスタートした!
主演の役所広司は、どら平太という新しいヒーローをユーモラスかつ豪快に演じる。どら平太の唯一の弱点、彼に恋する江戸の芸者・こせいには市川監督の『八つ墓村』でも好演した浅野ゆう子。藩の目付け役でどら平太の二人の友人には宇崎竜童と片岡鶴太郎。三人の親分のかしら、灘八には菅原文太。灘八に仕える親分には石倉三郎と石橋蓮司。その他にも、大滝秀治、神山繁、加藤武、三谷昇、津嘉山正種、うじきつよし、尾藤イサオ、岸田今日子、江戸屋猫八、といった超豪華キャストが勢ぞろい!50年代『ビルマの竪琴』『炎上』、60年代『東京オリンピック』、70年代『犬神家の一族』、80年代『細雪』、90年代『四十七人の刺客』『八つ墓村』など数々の名作を手がけた巨匠・市川監督が20世紀最後の年、キャリアの全てをつぎ込み、映画の歴史に新たな"傑作"を加えた。

＜あらすじ＞
或る小藩。書役たちが未だ出仕しない新任の町奉行について噂話をしている。新任は江戸からくる望月小平太といい、ふるまいは放埒を極め、"どら平太"というあだ名がついていた。この藩の壕外(ほりそと)と呼ばれる一画では、密貿易・売春・賭博・殺傷が横行しており、三人の親分が権力を握っている上、藩の城代家老たちとも長年結託していた。どら平太に与えられた任務は、このすべての腐敗を正すことだった。すでに濠外に潜入していたどら平太は独自で調べを進めていた。"飲む・打つ・買う"独特のやり方で、次第に敵の懐に入り込むどら平太。刺客との対決、ヤクザ者との大立ち回り、策略と陰謀、やがてすべてを暴いたどら平太は意外な真実を知る・・・。