マドンナ等と共に'80年代ポップ・ミュージック界を席巻した米国女性アーティストの一人である彼女が1983年にポートレート・レコードから発表したデビュー・アルバム(当時の邦題は「N.Y.ダンステリア」)です。有名なニューヨークのレコード・プラント・スタジオにてリック・チャートフのプロデュースによりレコーディングされ、トップ5入りシングル曲を４曲輩出し、アルバムも全米4位を記録、世界中で1600万枚以上を売り上げる大ヒットとなりました。同時期デビューのマドンナのセクシー&ゴージャス路線とは異なり、奇抜な髪型やファッションの彼女は正に自由の象徴といった感じで、そのイメージはシンセ・ポップなサウンドともマッチしておりました。黄色い扉の青い建物の前で赤いドレスを着たシンディが踊るアルバム・ジャケットも素敵です。彼女は本アルバムでグラミー最優秀新人賞も獲得しています。全米2位を記録した陽気なシンセサイザー・サウンドが印象的な代表曲2.GIRLS JUST WANT TO HAVE FUNや全米1位を獲得した史上最高の名バラードの一つとも言われている4.TIME AFTER TIMEを始め、牧歌的なメロディが魅力の1.MONEY CHANGES EVERYTHING、全米3位を記録したハード・ロッキンな5.SHE BOP、全米5位を記録した煌びやかてポップな6.ALL THROUGH THE NIGHTといった魅力的な楽曲を収録した名盤です。