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恥じて生きるより熱く死ね!

1986年、アクションといえばカンフーという香港映画のイメージを一変させ、「香港ノワール」という新たなジャンルを確立した大傑作。1987年香港・台湾の各映画賞を総ナメにし、香港映画の歴代興行収入記録を塗り替える3300万香港ドルを稼ぎだす大ヒットとなり、監督のジョン・ウー、主演の“亜州影帝”チョウ・ユンファの名を世に知らしめた。香港マフィアの権力抗争を背景に、組織に身を置くホー(ティ・ロン)、ホーの兄弟分マーク(チョウ・ユンファ)、ホーの弟で兄の逮捕に執念を燃やす刑事キット(レスリー・チャン)これら3人の男たちの友情と確執をドラマチックに描く。必見はガンファイト。使用された銃は全て本物。チョウ・ユンファの見せる2丁銃姿はその元祖と言っていいだろう。手に持つベレッタM92も有名になった。爆破シーンは圧巻で、ラストシーンはあまりの凄さに香港の映倫から待ったがかかったほど。遠く離れた香港の名所ビクトリア・ピークからも火花が見えたという。このバイオレンスシーンだけで総制作費(500万香港ドル)の3分の1が使われている。