＜商品の情報＞
1968年「週刊朝日」に「黒の様式」第6話として連載された『霧笛の町』を改題し、69年5月に中編集として刊行された、松本清張のミステリーの映画化。
数々の青春映画を発表していた名匠、斎藤耕一が、清張の、大人のミステリーに挑む。
情熱的なヒロインを岩下志麻、愛人の考古学者を中尾彬が演じた。

＜あらすじ＞
大学で考古学を専攻する宗三は、年上の女・美奈子と不倫を重ねていた。彼女はかつて兄の妻だったが、離婚を決意した夜、宗三に体を与えた。3ヶ月に一度、激しい愛欲に燃える2人。だが、破局は突然やってくる。それぞれのエゴが愛の均衡を崩し、やがて殺意に変わっていく。斉藤耕一監督が、濃厚な愛欲描写と、女と男の深層心理を鮮烈に描いた衝撃作。