＜あらすじ＞
とある田舎町に観光客を呼ぼうと総工費20億円をかけて20年前に造った遊園地「ワールドユートピアランド」も、最近はすっかり客足が遠のいてしまった。朝吹孝助(伊東孝明)や三波奈美(河本千明)のように久しぶりの客としてこのランドに訪れようものなら、次にいつ客が来るかも分からないので、従業員があの手この手で客を引き止めて、なかなか帰れない…。そんな有り様だった。そんな町役場の会議室に、観光課課長・天野心(伊東四朗)を中心に、ユートピアランド園長・園田長太郎(三宅裕司)、ユートピアランド社員・勅使河原一郎(小宮孝泰)、観覧車メンテナンス係・清水次郎(春風亭昇太)、そして観覧車の操作係で課長の奥さんである天野君代(真矢みき)ら観光課の職員たちが会議室に集まっていた。ちなみに、姫代は誰もが「なぜあんなショボクレた課長と結婚したんだろう」と思うくらい、若くてスタイル抜群の超美人である。今日はこの町の悲惨な現状を何とかする為の企画会議である。すると、課長がとんでもないアイデアを考えつく。それは「芸能事務所とタッグを組んで、売れないアイドルがランドから宇宙人にさらわれ、再びランドで発見される」というもの。「“UFOに連れ去られたアイドル”と“UFOが飛来したランド”はたちまち話題になり、アイドルは人気爆発、ランドには客が押し寄せる」という筋書きである。満場一致でこの案に決定する。このアイデアに乗っかったのは、アイドル芸能事務所ジョージオフィス社長・南川丈二(渡辺正行)。そしてこの話を聞きつけた一部上場企業の株式会社爆天社長・二谷隆夫(ラサール石井)が金儲けのためにスポンサーになってこの作戦にお金を出すという。彼らが実行に移すとたちまち話題沸騰となり、ランドは見事によみがえる。 一方で、この事態に事件性を見いだした県警部長刑事・藤堂健作(小倉久寛)は県警刑事・袴田信次郎(東貴博)とともに捜査に乗り出そうとしていた。 マスコミ・観光客が押し寄せ、賑わいをみせる町だったが、実はその裏では大変なことが起こっていた。アイドルが行方不明になったまま返って来ないのだ。アイドルはどこに消えてしまったのだろうと県警が捜査を開始したとたん、浅草のスカイツリー周辺が何者かによって攻撃される。一体誰が…?謎は深まるばかり…。ところが真相が究明されると驚愕の事実が判明する!