＜商品の情報＞
悩むマリリンとアインシュタイン、悩まないディマジオとマッカーシー。待ち受けるのは、核爆発。そして、究極の無意味。
『地球に落ちて来た男』『ジェラシー』の鬼才ニコラス・ローグ監督のシュールでナンセンスな構成で見せる強烈なヴィジュアル・エンタテインメント。

原題 INSIGNIFICANCE

1986年8月8日日本公開(ヘラルド・エース配給)
シネマスクエアとうきゅう 公開作品

＜あらすじ＞
この物語は全てフィクションである―1954年、NY。一斉を風靡している国民的人気女優の白いスカートが地下からの風でまくれ上がるシーンの撮影中、彼女をひと目見ようと集まった群衆の中に、彼女の夫で元・国民的人気野球選手の姿があった。一方、街中のバーでは、その反共産主義でアメリカ中を揺るがしている有名政治家が客たちと論争をしている。仕事を終えた彼女は高級ホテルに滞在中の天才物理学者を訪れる。自分が商品のように扱われていることに不満を持つ女優は、その鬱憤を晴らすかのように、天才物理学者の相対性理論の独自解釈をぶつけ、学者を唸らせる。一方、夫である元・野球選手は嫉妬に狂い妻を尾行し部屋に侵入。そして最後に有名政治家が現れ、4人が一同に会する。 喧々諤々の意見を戦わせる4人だが、やがてNYを、いや世界を飲み込むほどの終末を引き起こす・・・。