＜あらすじ＞
伝説の映画監督モンテ・ヘルマンが、21年の沈黙を破って果てなき路に踏み出した!/製作から40年を経てなお多くのものを虜にし続けるアメリカン・ニューシネマの金字塔『断絶』('71)のモンテ・ヘルマン監督21年ぶりの長編新作であり、日本公開作としては実に40年ぶりとなった話題作。『断絶』のラストシーンのロケ地から始まる本作は、当時のヘルマン自身と主演女優との関係性を物語のベースとした、想像力を喚起する、冷酷かつ創造性に溢れたフィルム・ノワール。「映画」の未知なる可能性をあらためて世に提示した野心作であり、全世界で100媒体以上の年間ベスト10リストにも選出された、観る者を困惑と興奮の渦に巻き込む驚異のロマンティック・サスペンスである。本作は79年に自殺した『断絶』のローリー・バードに捧げられた。