＜商品の情報＞
パールハーバーで引き裂かれたジャックとリリーの愛……『ミシシッピー・バーニング』の社会派アラン・パーカー監督がアメリカの日系人強制収用を正面から描いた感動ドラマ

●『ミッドナイト・エクスプレス』(78)でアカデミー作品・監督賞にノミネートされ注目された監督のアラン・パーカーだが、最初に映画にかかわったのは『小さな恋のメロディ』(71)の脚本。その後も、ベトナム後遺症の若い兵士を描いた『バーディ』(84)、アメリカ南部の黒人差別を突いた『ミシシッピー・バーニング』(88)など社会派の問題作を放っている。

●沖縄出身の日系女優タムリン・トミタは『デイ・アフター・トゥモロー』(04)でデニス・クエイドと再共演。最近はテレビの大ヒット・シリーズ「グリー」「Law & Order: LA」にも出演している。他の出演作に『ベスト・キッド2』『ジョイ・ラック・クラブ』(93)『フォー・ルース』(95)など。

●劇中でジャックが映画館で上映し、日本語の歌を真似をして歌うのは1939年のマキノ正博監督による時代劇ミュージカル『鴛鴦歌合戦』(日活映画)。

原題 Come See The Paradise

1991年3月21日日本公開

＜あらすじ＞
1930年代のアメリカ。労働組合運動の闘士だったジャックは、ロサンゼルスで日本人向け映画館の映写技師として働いていて館主の娘リリーと恋に落ちる。2人は米国市民と移民の結婚を禁じたカリフォルニア州法を避けてシアトルで結婚、娘も生まれて幸せな生活を営んでいたが、ジャックが再び組合運動にのめりこみ、リリーは娘を連れて実家へ戻ってしまう。そんな頃、日本軍がハワイ真珠湾を攻撃し太平洋戦争が勃発。ジャックは徴兵され、リリーの父はFBIにスパイ扱いされる。そして、アメリカの日系人たちはすべての財産を奪われ、収容所へ強制収容されてしまう。収容所での生活は過酷だった。リリーの兄弟は米国への忠誠心を問うアンケートに別々の答えを記し、チャーリーは強制送還、ハリーは米軍に志願して戦死する。そんな中、ジャックは軍務を抜け出してリリーと娘に会いに収容所へやってきた……。