＜商品の情報＞
いま、見つめなおす。/忘れてはならない声と光??はじまりのスケッチ

東日本大震災後、最もはやく劇場公開されたドキュメンタリー映画監督は、『ただいま それぞれの居場所』で介護現場のいまと希望を描き、平成22年度文化庁映画賞「文化記録映画大賞」を受賞した大宮浩一。日付も地名も、人の名も付すことのないこの映画は、未曽有の大地震と津波の跡を、そして、その後もなお続くいとなみを、情報に還元することなく、スクリーンに大きく映しだしてゆく。玄侑宗久氏の語る言葉と読経にいざなわれるように、いくつもの問いが、浮かんでは消えていく。??はたして「復興」とは何を意味するのか? 私たちは何処へゆくのか?

2011年6月18日劇場公開(東風配給)
オーディトリウム渋谷 公開作品

＜あらすじ＞
東日本大地震発生から一ヶ月あまり??。車窓に、瓦礫の山と荒漠たる荒野の、灰色の風景が流れていく。 一人の映画作家が、尼崎の町医者とともに被災地へ向かっていた。そこで出逢ったひとびとは、静かに語りはじめる。一台のカメラが、その声と風景を何度も往復しながら、ただひたすらに素描を重ねていく。