＜あらすじ＞
バイトして、コンパに行って、ベンキョーして・・・不満はないけど、なんだか物足りない。これが医大に通う大学2年生・田中甲太(コータ)の現実。そんなある日、ありきたりの毎日を変える、あるモノに出会った。郵便局に置かれた海外支援案内のパンフレット。「150万円の寄付で、カンボジアに屋根のある小学校が建ちます」という文字が・・・。コータは、知り合い全員にメールを送信した。-集まったのは、いつもの仲間・芝山と矢野、そして合コンで知り合った本田の3人だけ。それでもコータは学生サークルを立ち上げ、チャリティーイベントを開催!さらに、カンボジアのことを知るために現地へのスタディツアーに行くことにする。ところが、コータたちがそこで見たものは、地雷の眠る村で生活する人たち、HIV感染者の現実、そして学校に行けない子どもたち・・・東南アジアの最貧国の現実だった。うなだれて帰国したコータたちに、更なる災難が待っていた。サークルへの誹謗中傷、試験に落第ついには仲間割れまで・・・。「ほんとうは何がやりたかったんだろう?」と絶望の中、カンボジアの子どもたちの笑顔を思い出すコータ。果たして、子どもたちの笑顔は、コータをどこへ導くのか?そして、子どもたちのために小学校を建てることができるのか?