＜あらすじ＞
舞台はスプートニクショックにゆれる50年代のスウェーデン。イングマル少年は愛犬のシッカンといつも一緒。兄のエリックにはいつもいじめられ、大好きな母親は病気で寝たきり、父親は出稼ぎに行ったきり帰ってこない。しかし、彼には自分なりの人生哲学がある。「人工衛星に無理やり載せられ宇宙へ打ち上げられたライカ犬に比べれば、自分は幸せだ」。どんなにつらいことも、この呪文を唱えて我慢する。しかし母親の病状が悪化し、イングマルは叔父のいる田舎へと引き取られ、家族はバラバラになってしまう・・・。