デビュー・アルバム「DAWN PATROL」が全米TOP40入りを果たした米国はカリフォルニア州サンフランシスコにおいて結成されたハード・ロック・バンドによるMCA・レコードから発表されたセカンド・アルバムです。前作に引き続きパット・グラッサーがプロデュースを担当し、全米15位を記録、100万枚を売り上げてプラチナム・アルバムに認定されました。メンバーはジャック・ブレイズ(Vo,B)、ブラッド・ギルス(G)、ジェフ・ワトソン(G)、アラン ”フィッツ” ジェラルド(Key)、ケリー・ケイギー(Dr,Vo)の5人。前作よりもサウンドがマイルドになり、ヨーロピアンな香りが減退してよりアメリカンな作風となったとの印象ですが、楽曲は前作以上に充実しています。再びギルスのアーミング・プレイとワトソンの8フィンガー奏法によるギター・バトルが展開されるバンド屈指の名曲で全米51位を記録の1.(YOU CAN STILL) ROCK IN AMERICA、ケリーがヴォーカルを取る全米5位を記録のバラード4.SISTER CHRISTIAN、哀愁のあるギターとヴォーカルのメロディが秀逸な全米14位を記録の7.WHEN YOU CLOSE YOUR EYESを始め、ギルスのヴォリューム奏法によるイントロが印象的な2.RUMOURS IN THE AIR、ヨーロピアンな疾走曲3.WHY DOES LOVE HAVE TO CHANGE、童謡「ロンドン橋落ちた」のメロディで始まる5.TOUCH OF MADNESS、爽やかでメロディアスな6.PASSION PLAYも素晴らしい。1.のバック・コーラスで元DEEP PURPLEのグレン・ヒューズが参加。バンドの代表作であるのみならず80年代を代表する名盤です。