＜商品の情報＞
フランス映画の、アラン・ドロンの、冒険映画の、そして青春映画の最高傑作のひとつと言っていい、永遠に輝きを放つ海洋アドベンチャー・ロマン名作。

フィルム・ノワールの男たちの世界を描かせたら逸品の作家ジョゼ・ジョヴァンニの原作を、本作で一躍名匠の仲間入りをし、以後『若草の萌えるころ』『ラムの大通り』『追想』などを発表し、独特のロマンティックさを放つ映画監督となったロベール・アンリコが監督、独創的でキャッチーに美しいメロディをちりばめたスコアを作ったのは、天才フランソワ・ド・ルーペ(なんと27歳時の作品)。
主役となる二人の男とひとりの女。マヌー役は、『太陽がいっぱい』の7年後ですでに大スターだったアラン・ドロン。彼のキャリアとしては、もうひとつの代表作『サムライ』と同じ年の作品である。ローラン役はリノ・ヴァンチュラ。『現金に手を出すな』『筋金を入れろ』を始め、フィルムノワールに欠かせない顔だった彼だが、太陽が燦々と降り注ぐ島での冒険譚は新鮮であった。そして、レティシア役のジョアンナ・シムカス。本作の成功後、アンリコ作品に代表作を残すも、76年に引退している。

＜あらすじ＞
パイロットのマヌー(アラン・ドロン)、彫刻家のレティシア(ジョアンナ・シムカス)、レーサーのローラン(リノ・ヴァンチュラ)は互いを助けながら、それぞれの違った夢を追っていた。やがて挫折を迎えた3人は、アフリカのコンゴ海岸に沈んだ財宝を探す冒険へ旅立つ。眩しい太陽と青い海にかこまれ、莫大な財宝を手に入れた3人を意外な悲劇が待ち受けていた･･･。