＜あらすじ＞
玄中寺は、日本の浄土宗、浄土真宗の祖寺。山西省太原市の西南、交城県城から西北１０キロの石壁山中に玄中寺はあります。北魏孝文帝の延興二年（４７２年）に“曇鸞”が創建したことが古碑の碑文にあります。曇鸞大師は初め道教を学び、後、洛陽で“菩提流支”から「観無量寿経」を授かり、深く浄土教に帰依し、玄中寺に住して中国浄土教の開祖となりました。曇鸞の教えをついだ“道綽（５６２年－６４５年）”は玄中寺に入り、念仏を広め、その基礎を固めました。寺は唐の太宗のとき、浄土教にに帰依した“善導”に引き継がれ、中国浄土教は完成しました。そして、中国浄土宗の祖寺である玄中寺は、日本の浄土宗、浄土真宗の祖寺でもあるのです。