＜あらすじ＞
深夜、街中を進む家電達。彼らが目指すのは、家電たちの笑い
の殿堂“ なんばグランド家漫劇場”―。
彼ら家電達は、人間の知らないところで、自分達の使われ方に
対する人間たちへの不満や愚痴などをネタにして披露し合い、
日頃の鬱憤を晴らしていた。やがてそれは、家電が芸人として
舞台に立ち、家電を楽しませるという「家電漫才」という娯楽
文化として発展していたのであった。その漫才の模様は、実は
今までテレビ放送が終わった後の深夜に、人間たちが誰も見な
い時間帯に密かに流されていた…