アルバム・タイトルから最終作になるとも噂された英国を代表するベテラン・ヘヴィ・メタル・バンドの15枚目スタジオ・アルバムです。プロデューサーは今回もケヴィン・シャーリー。バンドとして4度目となる全英1位を記録、全米でも当時バンド史上最高順位の4位を記録しました。子供じみたジャケット・デザインはいただけませんが、静かな曲調からドラマティックに展開する長尺曲を多数収録した同系統の作品が続いていたため、スポンテニアスなプレイを聴かせる本作は結構気に入っております。ギャロップするスティーヴ・ハリスのベースが格好良いグラミー賞受賞曲の2.EL DORADO、緊張感漂うメロディの3.MOTHER OF MERCY、ブルース・ディッキンソンの伸びやかな歌唱が絶妙な4.COMING HOME、「MAN ON THE EDGE」にも似た疾走曲5.THE ALCHEMIST、爽やかですらある6.ISLE OF AVALON、疾走パートが絶品の8.THE TALISMAN、テンポ・チェンジ時のポップなサウンドが際立つ9.THE MAN WHO WOULD BE KING、ハリス節全開の10分を超える10.WHEN THE WILD WIND BLOWSが気に入ってます。