＜商品の情報＞
失敗続きで開き直っちゃったケイデンは、自分の頭の中にあるニューヨークを本物のニューヨークの中に、もうひとつ作りはじめる。

第61回カンヌ国際映画祭 コンペティション正式出品

チャーリー・カウフマン初監督×スパイク・ジョーンズ製作

もしも人生がやり直せるなら、あなたならどうする!?

『マルコヴィッチの穴』『エターナル・サンシャイン』の天才脚本家・チャーリー・カウフマン初監督作品。奇想天外、摩訶不思議。驚嘆と感動のライフエンタテインメント。

これまで想像を超える突飛なアイディアと独自の奇想天外な世界の裏で、常にこの完璧ではない世の中で一生懸命に生きる人々を愛情いっぱいに綴ってきたカウフマン。本作でも、人生の大きな壁にぶちあたり、不器用ながらも"人生にとっての大切な何か"を探し続ける主人公を、愛とユーモア溢れる視点で描き出している。劇中に突然登場するユーモラスな映像やアニメーション、作品の随所に施された物語のキーとなる様々な"仕掛け"で我々を煙に巻きながら、生きることの素晴らしさ、そして、誰のどんな人生も唯一無二で、輝かしく、愛おしいということを語りかけてくれる本作は、我々が前向きに生きるためのエッセンスが"ぎゅっ"とつまった、カウフマン作品最高傑作である。

原題 SYNECDOCHE, NEW YORK

2009年11月14日日本公開(アスミック・エース配給)

＜あらすじ＞
ケイデン・コタードはニューヨークに住む劇作家。平凡だった彼の日常は、ある日を境に変わっていく。額を切って病院へ行けば、原因不明の病気と診断され、家族からは、自分が演出した自信満々の舞台をけなされる。夫婦仲も上手くいかず、遂には愛する妻と娘に捨てられてしまう。新しい恋人を作ろうとするも、優柔不断で逃げられて…。そんな失敗続きで、人生に嫌気がさしていた彼の元に、マッカーサー・フェロー賞(別名"天才賞")を受賞した知らせが届く。大金と名誉を手に入れた彼は、人生をやり直そうとそのすべてを注ぎ込んだ、一世一代のプロジェクトを実行する。それは、自分の頭の中に思い描いた理想のニューヨークを本物のニューヨークの中にもう一つ作り、誰も見たことのない舞台を上演する事だった。