＜あらすじ＞
154名のダンサー、1500名のスタッフ、350年の歴史―。かつてないスケールと臨場感で贈る、興奮と驚きに満ちたパリ・オペラ座の真実。国王ルイ14世が、王の権力と熱意をもって創り上げた世界最古のバレエ団、パリ・オペラ座。様々な謎に満ちたその聖域に、“現存する最も偉大なドキュメンタリー作家”と称されるフレデリック・ワイズマン監督が足を踏み入れ、84日間に及ぶ密着撮影を成し遂げた。最高に贅沢なのは、エトワール（「星」の意）と呼ばれる最高位のダンサーたちの公演舞台や日々の練習風景を間近で見られることだ。彼らの、一瞬すら無駄にしない真剣な姿勢にたちまち心を奪われる。さらに、スタッフたちの日常、経営をめぐる会議、資金を得るための広報活動、ダンサーたちとの待遇をめぐる交渉など、企業としてのパリ・オペラ座の顔、職業としてのバレエダンサーの姿も赤裸々に明かされてゆく。