＜あらすじ＞
未来社会であるメトロポリスは富裕層と労働者たちの格差が著しく、労働者たちは地下に作られた巨大な工場で一日中働かされていた。地下を支配するジョー・フレーダーセンの息子フレーダーは、ある時大勢の子供たちとともに地上に姿を現わしたマリアという女性を見て強くひかれ、地下に足を踏み入れる。そして労働者たちが過酷な労働条件で働かされていることや、マリアが労働者たちにとって唯一希望を与えてくれる存在であることを知る。マリアは集会を開き、労働者と支配者をつなぐ媒介者が必要だと説く。フレーダーはその言葉に打たれるが、この集会のことを知ったジョーは発明家のロートヴァングのところへ行き、完成に近づいているロボットをマリアに似せて労働者たちを混乱させようと企む。マリアはロートヴァングに捕えられ、やがてマリアにそっくりなロボットが誕生する・・・。