＜商品の情報＞
"言葉を失うほど美しい映像の数々。映画の醍醐味が詰まった、一大エンターテインメント"

大スケールの骨太な映画を作らせたら並ぶ者なき巨匠デビッド・リーンが、戦争に分断されたロシアと愛に引き裂かれた人間の心を描いた、ボリス・パステルナーク原作の大河ドラマ。街頭の革命、無人地帯に突撃する兵士、ウラルへ疾走する列車、氷雪に閉ざされたダーチャ(別荘)など、壮大な絵巻が展開される。
主人公ジバゴにオマー・シャリフ、彼が生涯愛した女性ラーラにジュリー・クリスティが扮し、時代の荒波に翻弄される2人を熱演。耳に残るモーリス・ジャールの旋律(アカデミー賞(R)5部門獲得のうち作曲賞を受賞)、記憶に焼き付く数々の名場面など、『ドクトル・ジバゴ』とは、映画が生んだ奇跡に他ならない。

＜あらすじ＞
ロシア。十九世紀の終りに近い頃、ユーリー・ジバゴは、八歳で父母を失い、化学者のアレクサンドロ・グロメーコのもとに引き取られ、彼や妻のアンナから実の子のように可愛がられて何不自由なく育てられた。青年になったジバゴは、詩人として知られるようになったが、もっと直接社会に役立つ職業をと、医学を勉強していた。この家の娘トーニャは、幼い頃から彼を尊敬していたが、いつか深く愛するようになり、両親も、ゆくゆく二人が結婚してくれればと望んでいた。
グロメーコ家からあまり遠くない所に、仕立屋のアメーリア・ギシャールが住んでいた。娘のラーラは純真で頭が良く、革命に若い情熱を燃やす学生パーシャ・アンティーポフに愛されていた。
アメーリアにはピクトル・コマロフスキーという弁護士のパトロンがいたが、ある夜、ラーラが気分の悪い母の代りに彼と食事に外出したことから、秘密の情事が始まった。それと知った母親が、自殺を計ったが、幸いコマロフスキーの友人の医師のおかげで命を取りとめた。この医師についてきた若い見習いがジパゴだった・・・・。